高額になる医療観光に着目したETHEAL(エシール)ICOについて解説

海外でケガをしたり、病気にかかってしまった場合、手頃な値段で信頼できる病院を探さなければいけない状況になります。あるいは自宅にいる時に専門医の意見を聞きたいけど、信頼できる医師を探すのが困難な時もあります。そういう時にオンライン診療サイトなら調べることもできますが、信頼性の低い膨らんだ情報ばかりではなかなか難しい状況と言えます。そこでETHEAL(エシール)はブロックチェーン技術を活用し、ヘルスケア市場を改革しようと動いているプロジェクトです。

ICO基本情報

トークン記号
HEAL
終了日時
2018年7月22日
最高目標
16,181ETH

ETHEAL (エシール) の詳細データ

開始日時 2018年6月25日
終了日時 2018年7月22日
プラットフォーム イーサリアム
タイプ ERC20
トークン記号 HEAL
最低目標 7,766ETH
最高目標 16,181ETH
発行上限枚数 9,200万HEAL
参加通貨 ETH
公式サイト ホームページ
ホワイトペーパー ホワイトペーパー

ETHEAL (エシール)の概要

海外でケガをしたり、あるいは海外で病気に罹ってしまい、海外の病院を探さなければならない、あるいは難病に罹ってしまい海外の高額な治療を受けなければならなくなった時、このように海外旅行中の現地の病院を利用したり、治療のために国外へと渡航することを「医療観光」とも言われています。

また病院を探す場合は、オンライン診療比較サイトを利用し、診療機関を探したり、あるいは自宅でオンライン診察を受けたりすることも海外では頻繁にあります。しかし信頼性の低い肥大した医療システムも多くなっており、オンライン診療にもまだというだ多くの進歩が必要な状態です。

そこでスタートアップ数社が、信頼できる医療機関を提供し苦痛のない未来を作る取り組みとして、VC(ベンチャーキャピタル)と患者が認めるオンライン医療サイトの運営を開始しました。さらにブロックチェーンベースの新OS「ETHEAL」が、コミュニティの力を活用してさらにサイトの動きを推進しています。

難病となると国外の治療が余儀なくされ、保険も効かない場合があります。先進国だけでなく新興国の方が深刻で、治療費を捻出できない人はさらに多くなります。適切な診療を受けることができず、失われていく命が多数あります。

そこでエシールは、世界中の医療機関と患者を結びつけるプラットフォームを構築し、プラットフォーム上で「HEAL」トークンで決済を完了させることを目指しています。

 

「ETHEAL(エシール)が目指しているプラットフォームとは」

エシールが構築したプラットフォーム上から患者は、必要としている医療機関を母国語で検索できることができるので、海外で医療機関を探したい場合には大変便利です。世界各国のその分野を得意とする医療機関や研究機関と連絡を取ることもできるようになっています。

治療を受けた後は、プラットフォーム上で利用した医療機関の評価やレビューを残すことができるので、信頼できる情報が残っていきます。次に利用したい患者はそういった評価を参考にすることができます。

エシールのプラットフォーム上で用いられるスコアには、信頼性を表す「ETS」と、エコシステムへの貢献度を表す「ERS」の2種類があります。

ETS:コンテンツ作成の早さやトークンの保有量に応じています。

ERS:コンテンツの信頼性や受けたレビューの評価に応じて付与されます。

上記のスコアは、イーサリアムのスマートコントラクトを用いて記載されるので、人の他では行われないので、改ざんや操作させることはありません。信用できるスコアです。

シエールのプラットフォームはコミュニティに対して最良な医療コンテンツをアップロードし、評価システムを使って実際に医療機関を利用した患者がレビューを作成することで、医療機関が評価を得ることができます。そうなれば、その医療機関もより多くの依頼を受けやすくなります。

またプラットフォームのユーザーは貢献度に応じて報酬を受け取ることができる仕組みになっています。必然的にユーザーがコミュニティに貢献する仕組みになっているのもポイントです。またこういった貢献度システムは仮想通貨のネムも同じで、マイニングの必要がないので「エコ」なシステムとも言われています。

「ETHEAL(エシール)既にインターネット上で稼働しているシステム」

エシールは既に構築したビジネスモデルをテストしており、「Dokist.com」サイトは毎年2,500,000人の患者が使用しており、現在はブラジルとハンガリーにも230万人の人が使用しています。

エシールのビジネスモデルとは、アイルランドのスタートアップとの出会いが切っ掛けとなっています。アイルランドのホワットクリニックドットコムを参考に、エシールはブロックチェーンとスマートコントラクトを使って、既存のシステムが抱えている問題を解決していきました。

・世界中どこからでも支払いを受け取り、世界のどこかにいるユーザーに報酬を支払うことが可能

つまりこれは、今までの方法では、世界のどこかにいる誰かにサービスを買ってもらうにはクレジットカード決済になりますが、それは高い手数料がかかります。そのためにユーザーが国際的なエコシステムを開発しても、料金や報酬の支払いが難しく現実的ではありませんでした。そこでスマートコントラクトとブロックチェーンによってその問題は解決できます。

・医療専門家に分かりやすい医療コンテンツを作成してもらうために報奨金を設定する

世界的に医療従者の書き込みは、仲間の衣装専門家に好印象を与えること目的としてる部分が多く、一般の閲覧者には理解できない難しい内容も少なくありません。一般人が理解できるコンテンツにしてもらうために、インセンティブ(報奨金)を設定してもほんのわずかなケースばかりです。

そこでコンテンツの評価に基づいて、スマートコントラクトがコンテンツ作成者への報酬を決めることで、医療従者が積極的にモバイル対応オンラインプロファイルに参加することができるようになります。

・レビュー投稿への報酬

医療サイトには様々なレビューがありますが、質の良し悪しは閲覧しているその人が決めるしかありません。またレビューを進んで投稿しようという人も多いわけではありません。そこでスマートコントラクトを使った報奨金設定をすることで、質の高いレビューに対して金銭的なお礼をすることができ、質の高いレビュー投稿を増やすことが可能になります。

ETHEAL (エシール) のまとめ

「医療観光を改革しようとしているETHEAL(エシール)ICOのまとめ」

エシールは既に医療サイトを運営しており、年間250万人以上のユーザーを獲得しているプロジェクトです。基礎ができているという点では非常に期待されているプロジェクトです。既にICO は終了していますが、資金調達にも成功しているので、エシールの上場にも期待できます。トークンは安い内に購入しておくことがポイントなので、今後の動きにも注目です。