雇用市場を変革しようとしているJobCoin(ジョブコイン)のICOについて解説

JobCoin(ジョブコイン)は給料の前借りシステムを可能にし、そのシステムを世界中の企業に普及することを目的に立ち上げられたプロジェクトです。プロジェクト自体は2017年10〜12月にICOが行われましたが、あっという間に資金調達を達成しました。給料の前借りは日本ではあまり推奨されていませんが、世界中の労働者にとっては必要としているシステムです。そんなジョブコインプロジェクトについて説明します。

ICO基本情報

トークン記号
JOB
最高目標
200,000ETH
トークン供給数
9,000,000,000

JobCoin (ジョブコイン) の詳細データ

プラットフォーム イーサリアムからカルダノへ移行
タイプ ERC20
トークン記号 JOB
最高目標 200,000ETH
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JobCoin (ジョブコイン)の概要

「世界の貧困や格差の低減を目指すJobCoin(ジョブコイン)とは」

ジョブコインが目指しているものは、世界の貧困や格差の低減をかかげており、世界中の中間所得層以下の給与生活者や難民、発展途上国の貧困層などへ、働き方や送金手段の自由、資産の構築や新たな金融サービスの提供を実現していくためのプロジェクトでもあります。

労働者にとって働きやすい環境を構築するために、企業が労働者を雇用しやすい環境をジョブコインが提供するビジネスモデルを提唱しており、世界中に広める準備が行われています。

具体的にどういったシステムかというと、簡単にいうと給料の前借りをジョブコインが肩代わりで行なってくれます。もちろんジョブコインと提携した企業になりますが、従業員が現段階で前回の締め日から働いが分を自動で計算し、働いた分に対して給与相当のジョブコインで支払う「給与相当額随時支払いシステム」です。

 

「なぜ前借りが世界的に必要とされているのか?」

日本国内でも所得の二極化が言われていますが、世界規模で所得の二極化が進んでいます。日本でも次の給与までの生活費や急な出費を工面するために、銀行や消費者金融からお金を借りるケースも少なくありません。

そういった状況は日本だけでなく世界中に存在し、借りたお金のために高い利息に悩まされる人も多く存在します。そこでジョブコインのシステムを利用することで労働者にとって働きやすい環境を提供することが可能になります。

この技術は既に実社会で高い評価を得ており、多くの企業で採用されている特許取得済みの画期的なシステムです。消費者金融とは違い高い利息も発生せず、企業にとっては従業員が働いた分の給与相当額の範囲内での支払いなので、リスクも少なく、信用性があります。

 

「送金手段としての活用法がある」

世界には銀行口座を持っていない人口も多く、発展途上国の約20億人が当てはまる統計が出ています。また世界には2億3200万人が移民や外国出稼ぎ労働者がいると言われており、そのほとんどが発展途上国の出身であるため、家族の元に給与を送るために高い手数料を定期的に支払っています。

ビットコインの誕生で国際送金が格安に行えると期待されていましたが、現在は手数料が高額になってしまいました。そこでジョブコインは世界中の取引所と連携し、また独自の取引所の開発も進めており、ジョブコインで送金し、受け取り側が現金化する仕組みを構築しています

リップルの場合は銀行を介してスピーディーな国際送金を目指していますが、ジョブコインは銀行口座を持つ必要はありません。またVISAとも連携しデビットカードを発行する予定で、そのカードを家族に持たせることで、送金の必要はなく、カードにチャージしておくだけで買い物の決済ができるようになります。

JobCoin (ジョブコイン)のトークンを利用することでのメリット

「カルダノプラットフォームは安全で早く安い手数料である」

イーサリアム上で稼働しているERC20トークンはそれぞれ各自に適したプラットフォームを探す必要性があり、そこで選ばれることが多いのがネオ、イオス、カルダノです。その中でもカルダノは安全で、より早くトランザクション手数料を安く抑えるように設計させています。

 

またイーサリアムからの移行が行いやすい点もあります。また移行を考えた際、どのような仕様と基準があるのか、調整作業には何が必要か、一気に移行するのか、段階的に移行するのかなどを決めなくてはいけません。

 

カルダノに移行する際は、例えばアルゴリズムをエアドロップ式かプルーフ・オブ・バーンかを選ぶことができます。リスク(LISK)にもあるサイドチェーンに関しては、同期させる2つのシステムのサポートが必要とのことです。

 

またカルダノプラットフォームでトークンを発行した場合のトランザクション手数料は、イーサリアムのようにガスをETHで支払うといったことはなく、それぞれのトークンで手数料が支払えるシステムが計画されています。

JobCoin (ジョブコイン) の今後の予定について

「ジョブコインがカルダノプラットフォームへ移行予定」

ジョブコインの開発チームには多くのアドバイザーやブロックチェーンのエンジニアが在籍しており、その中には日本人開発者も在籍しています。既に大手を含む世界中の取引所への上場を働きかけています、そんなジョブコインは現在、イーサリアムのプラットフォーム上で稼働していますが、近い将来、カルダノ(ADA)のプラットフォームへ移行する計画があります。

イーサリアムのプラットフォームはスケーラビリティ問題やいくつかの制約が存在します。そこで安定性やトランザクション処理能力、開発自由度が高いとされるカルダノのプラットフォームに移行する準備を進めています。

カルダノはエイダコイン(ADA)とも呼ばれ日本人ユーザーにも人気のあるコインです。カルダノは現在時価総額ランキングでは第2位のイーサリアムの発展に大きく貢献した天才数学者チャールズ・ホスキンソン氏が現在、カルダノを手がけています。

従来のプロトコルよりも遥かに優れたスマートコイントラクトをカルダノで開発を進めており、研究主導型アプローチから初めて作られてブロックチェーンプラットフォームとして注目されています。

JobCoin (ジョブコイン) のまとめ

「前借りシステムを可能にする JobCoinのいICO のまとめ」

ジョブコインは何度か上場を見合わせていますが2019年には上場すると言われており、ICOに参加できなかった人は上場してからの購入でも十分に期待できます。給与前借りシステムは既に多くの企業でも採用、期待され、特許も取得しています。企業がジョブコインのシステムを採用することで、ジョブコインの購入が進み、価格が上がる可能性はあります。今後の動きに注目していきましょう。